2-3. 「わしの言い分をよく聞け。 とにかく、しゃべらせてくれ。 そのあとで、好きなだけあざけるがいいさ。
4. 人はどうでもいい。 わしは神様に文句があるんだ。 こんな状態じゃ、悩むのが当然だろう。
5. まともにわしを見ろ。 どうだ、こわいか。 こわかったら、手を口にあてるがいい。
6. わしでさえ、自分の姿を見ると恐ろしくなって身震いする。
7. ほんとうのところ、悪者は天寿を全うし、名をあげ、羽振りをきかせている。
8. 連中は子供が成長するまで長生きし、おまけに孫の顔まで見る。
9. 家庭の心配事など一つもなく、平和そのものだ。 しかも、神様は彼らを罰しない。
20. 自分が悪くて滅びを招いたのだから、全能者の怒りを、はらわたにしみるまで飲むべきだ。
21. 死ねば、二度と団らんを楽しむこともできない。