ヨブ記 21:14-25 リビングバイブル (JLB)

2-3. 「わしの言い分をよく聞け。 とにかく、しゃべらせてくれ。 そのあとで、好きなだけあざけるがいいさ。

14. 神様を追い出し、神様にかかわるのはまっぴらごめんだと思っているのに、こうなる。

15.  彼らは大きな口をたたく。 『全能の神様だって? いったいだれのことだい。 だいたい、なぜ神様なんかに従わなきゃならんのかね。 たいしたご利益もないのに。』

16.  悪者がさわった物は、何もかも金になる! だが、そんな連中の顔など見たくもない。 

17. 悪者は何をしてもうまくいく。 一度だって災いに会わず、神様が悲しみ、怒る時には、彼らだけがお目こぼしにあずかる。 

18. 風が彼らをわらのように吹き飛ばし、嵐が運び去るだと? とんでもない。 彼らはびくともしないではないか。

19.  『だが神様は、少なくとも彼らの子供を罰する』と言うのか。 しかし、わしは納得できない。 罪を犯した当人を罰すべきで、子供は問題外だ! 当人が身をもって、刑罰の痛みを思い知るべきではないか。 

20. 自分が悪くて滅びを招いたのだから、全能者の怒りを、はらわたにしみるまで飲むべきだ。 

21. 死ねば、二度と団らんを楽しむこともできない。

22.  とはいえ、だれが、裁判長である神様に異議を申し立てることができようか。 

23-24. 神様は健康な者、富んでいる者、太っている者、栄えている者を滅ぼす。 

25. 一方では、生まれて一度もいい目を見たことのない貧乏人をも滅ぼす。 

ヨブ記 21