3. もう十回も、わしが罪人だときめつけた。 そんなに容赦なくわしを手玉に取って、恥ずかしいと思わんのか。
4. わしが悪いとしても、まだその事実を証明していないぞ。
5. 何もかもお見通しだと思っているらしいが、それなら、わしの落度を証明したらどうだ!
6. いま言えることは、神様がわしを押し倒し、網で生け捕りにしたということだ。
7. 必死に助けを求めても、だれも相手にしてくれない。 声を限りに叫んでも、人間扱いしてもらえない。
8. 神様はわしの道を遮断し、光を闇に変えた。
9. わしの栄光をはぎ取り、冠を取り上げた。
23-24. ああ、わしの訴えを鉄のペンで岩に書きつけ、いつまでも残せたらなあ。
25. だが、わしは知っている。 わしを救うお方は生きておられ、ついには地上に降り立つのだ。
26. この肉体が朽ち果てたのち、わしは新しい肉体で神様を見る。
27. その時、神様はわしの味方になってくださるはずだ! そうだ、その時わしの目に映る神様は、見も知らぬお方ではなく、親しい友人であるはずだ! ああ、なんとすばらしい希望だろう。
28. だのにあんたたちは、わしの刑があたかも確定したかのように、臆面もなくわしを責め立てる。
29. いいか、警告しておくぞ。 そんな態度をとっていれば、あんたたちも罰せられることを忘れるな。」