ヨブ記 19:10-26 リビングバイブル (JLB)

10. わしはとことんまで打ちのめされ、虫の息だ。 もうおしまいだ。 

11. 神様はわしを敵視し、わしに向かって怒りを燃やす。 

12. 神様の送った軍勢は、わしのテントを十重二十重に囲む。

13.  神様は兄弟や友人たちまで遠ざけた。 

14. 親族はわしを裏切り、友人もわしを見捨てた。 

15. 家の者は、召使でさえ、わしを赤の他人のように扱う。 わしは外国人と変わりない。 

16. 召使を呼んでも来ず、手をついて頼むしまつだ! 

17. 妻や兄弟も、まるで知らん顔だ。 

18. 年端もゆかぬ子供までが、ばかにする。 起き上がって話しかけようとすると、あざけり笑う。

19.  親友はわしを毛虫のように嫌い、手塩にかけてきた人たちも背いた。 

20. わしは骨と皮ばかりになり、かろうじて助かったのだ。

21.  お願いだ。 神様の怒りの手で打たれた、わしの身にもなってくれ。 

22. 神様と同じように、わしをいじめないでくれ。 これだけわしの悩みを見れば、満足だろうが。 

23-24. ああ、わしの訴えを鉄のペンで岩に書きつけ、いつまでも残せたらなあ。

25.  だが、わしは知っている。 わしを救うお方は生きておられ、ついには地上に降り立つのだ。 

26. この肉体が朽ち果てたのち、わしは新しい肉体で神様を見る。 

ヨブ記 19