1. テマン人エリファズの返事。
2. 「あんたはりこう者のはずだったのに、愚にもつかぬことばかり言うんだな。 まるで中身がないじゃないか。
3. そんなに屁理屈を並べるのはよせ。 言って何になる。
4-5. 神様を恐れ、敬う気持ちがないのか。 そんなことを言うのも、あんたの罪のせいだ。 どんなうまいことを言ったって、偽りは偽りだ。
6. 罪人呼ばわりされるのが不満らしいが、それもこれも、みなあんたが悪いんじゃないか。
7-8. それとも何か? あんたは人間の中で、いちばんの知恵者だとでも思ってるのか。 うぬぼれるのも、いいかげんにしろ! 丘が造られる前に生まれ、神様の秘密会談に出たことがあるか。 神様の相談役にでも選ばれているのか。 それとも、知恵をひとり占めにしているのか。
9. わしらより物知りだというのか。 あんたに理解できて、わしらに理解できないことがあるだろうか。
17-19. よく聞け。 わしは経験から言っている。 建国者である先祖からじかに聞いた聰明な人たちが、経験によって確かめた知恵を、わしは譲り受けたのだ。
23-24. 乞食に落ちぶれ、さまよい歩くが、毎日びくびくしながら、苦しみ悩んで生活する。 王が敵を破るように、彼の敵は彼を滅ぼす。
25-26. 彼はブリキの盾をとって、神に向かってこぶしを振り、全能者にいどみ、おこがましくも攻撃をしかける。
27-28. 悪の張本人は脂肪太りで金回りがよく、攻め取った町の住民を殺して、そこに住んでいた。