5. 頼むから、黙っててくれ。 それが最高の知恵というものだ。
6. さあ、聞いてくれ。 わしの考えの背景にある道理と、わしの訴えに耳を貸してくれ。
7. 神様は一度だって、あんたたちの言っているようなことを口になさらないのに、それでもなお、神の代弁者面をするつもりか。
8. 真理を曲げるような、あんたたちの助けを、神様は求めるだろうか。
9. 化けの皮がはがれないように、注意することだ。 それとも、人間同様、神様も手玉にとれると考えているのか。
10. とんでもないことだ! 神様をだしにして嘘偽りを並べ立てると、うんと油を絞られるぞ。
11. ほんとうなら、神様の威厳はあんたたちを恐れさせるはずだ。だから、そんなことができるはずはない。
12. せっかくだが、これまでのご託宣は、灰ひと握りの値打もない。 あんたたちは神様を弁護しているつもりだろうが、そんなものは土器のようにもろい。
13. 余計な口出しはしないで、ほっといてくれ。 わしにしゃべらせてくれ。 結果はどう出ようと、わしが責任をとる。
14. こうなったら、いのちを賭けてもいい。 思っていることを洗いざらいしゃべろう。