1. ナアマ人ツォファルのヨブへの返事。
2. 「そんなにまくし立てたら、だれだって、ひと言いいたくなるさ。ことば数が多ければ、潔白だってもんじゃないぞ。
3. あんたが大きな口をきいている間中、黙って聞いていなければならんのか。 冗談じゃない。 あんたが神様を欺くんだったら、恥ずかしい思いをさせなきゃならん。
4. 神様の目から見ても、自分は純粋だと?
5. 神様がご自分の考えを、あんたに知らせてくださったらいいんだ。
6. あんたが自分のほんとうの姿に気づくようにな。 神様には、何もかもお見通しだ。 あんたが当然うける罰の量を、神様は、うんと減らしておられるのだ。
7. あんたは神様の思いと目的を知っているか。 どんなに時間をかけて調べたところで、わかるまい。 全能者をさばく資格なんかないのだからな。
8. 神様は、天が地よりも高いように、想像もできないほどきよい方だ。 いったい、あんたは何様のつもりか。 神様の思いは底知れず深い。 それに比べ、あんたの知識はどれほどだというのか。
9. 神様の知識は大地より広く、海より大きい。
10. 神様がいきなり割り込んでだれかを逮捕し、法廷を開いたとしても、だれが制止できよう。
11. 神様は、人間の欠点を一つ残らずご存じで、別に目を光らせなくても、すべての罪を見抜くのだ。