1. あーあ、もう生きるのはうんざりだ。 頼むから、思いっきりうっぷんを晴らさせてくれ。 積もる恨みつらみをぶちまけ、
2. 神様にこう言おう。 むやみやたらと責めるだけでなく、なぜそうするのか、わけを聞かせてください。
3. 私を造ったのは神様です。 その私をしいたげ、さげすみ、一方では悪人にいい目を見させることが、正しいことでしょうか。
8. 神様は私を造っておきながら、今になって滅ぼそうとなさいます。
9. お願いです。 私がちりで造られたことを思い出してください。こんなにも早く、私をちりに逆戻りさせるのですか。
10. 神様は私を牛乳のように、びんからびんへと移し替え、チーズのように固めました。
11. 神様は私の体を、皮や肉、骨や筋でお造りになり、
12. いのちを与え、恵みと愛を注いでくださいました。 神様のいつくしみがあったからこそ、私はきょうまで生き長らえたのです。
13-14. ところが、神様のほんとうのねらいは、もし私が罪を犯したら断じて赦さず、容赦なく滅ぼすことにあったのです。
15. ほんのちょっとした落度があるだけで、たちまちお払い箱です。 たとい私が正しくても、そんなことは何の足しにもなりません。 いったいどうすればいいのですか。
16. 立ち上がろうとすると、神様はライオンのように襲いかかり、とどめを刺します。
17. 次々と不利な証言を突きつけ、いよいよ激しく憤り、新たな手勢をくり出し、これでもか、これでもかと攻め立てます。
18. こんな事をなさるくらいなら、なぜ、私を生まれさせたのですか。なぜ、生まれるとすぐ殺さなかったのですか。