ヨハネの黙示録 9:1-6 リビングバイブル (JLB)

1. 第五の御使いがラッパを吹き鳴らしました。 すると、私は、天から地上に落ちて来る、一人の人を見ました。 その人には、底なしの穴を開くかぎが与えられていました。 

2. 彼が底なしの穴を開くと、大きな炉から立ちのぼるような煙が、吹き上げました。 そのため、太陽も空も、黒ずんでしまいました。

3. すると、煙の中からいなごが飛び出し、地上を駆け巡りました。 そのいなごには、さそりのように人を刺す力が与えられていました。 

4. いなごは、草や木には見向きもしないで、ただ、額に神様のしるしのない人々にだけ害を加えよと、命令されていたのです。 

5. しかし、人間を殺すことは禁じられ、ただ、さそりに刺されたと同じ、激しい痛みで苦しめることが、五か月間だけ許されていました。 

6. その間、人々は苦しさのあまり自殺をはかりますが、どうしても死にきれません。 どんなに死にたいと願っても、死は逃げて行くのです。

17-18. 私は幻の中で、彼らが馬に乗って出て来る有様を見ました。 兵士たちの胸当ては、火のような赤色や、空色や、黄色でした。 馬の頭は、ライオンの頭そっくりで、その口から吐き出される煙と火と燃える硫黄とで、人類の三分の一は殺されてしまいました。 

ヨハネの黙示録 9