2. 彼は大声で叫びました。 「バビロンが倒れた。 あの大いなるバビロンが倒れた。 そこは悪魔の巣窟、悪霊や、あらゆる汚れた霊のたまり場となった。
3. あらゆる国の人々が、彼女のみだらな毒ぶどう酒に酔いしれたからだ。 また、地上の支配者は彼女と快楽にふけり、全世界の商人は、彼女のぜいたくな浪費のおかげで、大もうけをしたからだ。」
4. それから私は、天から別の声を聞きました。 「クリスチャンよ。 あの女から遠ざかりなさい。 その罪に関係してはなりません。 そうでないと、いっしょに罰を受けることになります。
5. あの女の罪は数えきれず、積み上げられて天にまで達したので、神様の罰がいよいよ下るのです。
6. 彼女から受けた仕打ちをそっくりそのまま、いや、それ以上の仕返しをしなさい。 悪事に対しては、二倍の罰を与えなさい。 彼女は人々に、多くの災いの飲み物を飲ませようとたくらみました。 それを倍にして飲ませなさい。
7. ぜいたく三昧に遊び暮らした彼女に、それに見合うだけの苦しみと悲しみとを与えなさい。 彼女はうぬぼれています。 『私は女王で、身寄りのない未亡人とは違う。 悲しみなど知らない。』
8. おかげで、たった一日のうちに、死の悲しみと嘆きと飢えとに襲われ、彼女は焼き滅ぼされてしまうのです。 さばきをなさる主は、力ある偉大なお方だからです。」
9. 彼女の不純な行為に手を貸し、多くの分け前をもらって、ぜいたくの限りを尽くした地上の支配者は、その焼けこげの死体から立ちのぼる煙を見て、涙にくれるでしょう。