8. にもかかわらず、この戒めは、常に新しいのです。 これは、キリスト様にとって真理であり、あなたがたにとっても、そうです。 「互いに愛し合いなさい」という戒めを守る時、私たちの生活から暗やみは逃げ去り、キリスト様のうちにある、新しいいのちの光が輝き渡ります。
9. キリスト様の光の中を歩んでいると言いながら、仲間のクリスチャンを憎む人は、相変わらず暗やみにとどまるのです。
10. 仲間のクリスチャンを愛する人は、光の中を歩む者であり、罪と暗やみにつまずくことなく、行く手をはっきりと見渡せます。
11. しかし、仲間を憎む人は、霊の暗やみをあてどなくさまよい、行く先もわかりません。 暗やみのために足下さえ、よく見えないのです。
12. 幼い子供たちよ。 このように書き送るのは、あなたがたの罪が、すでに救い主イエス様の名によって、赦されているからです。
13. 年長者たちよ。 私がこう書き送るのは、あなたがたが、世の初めから生きておられるキリスト様を、実際に知っているからです。 青年たちよ。 私がこう語りかけるのは、あなたがたが悪魔との戦いに勝ったからです。 少年少女たちよ。 私がこう書き送るのは、あなたがたが父なる神を知ったからです。
14. このように私は、永遠に生きておられる神様を知っている父親や、神様のことばを心にとめて悪魔との激戦に打ち勝つ強い青年にも、語っているのです。
15. この世と、その中のすべてのものに、心を奪われてはなりません。 もし、それらを愛するなら、実際には、神様を愛していないのです。
16. すべて世的な事柄――性欲におぼれたり、ほしいものを何でも手に入れたがったり、財産や地位を鼻にかけたりする悪い願望――は、神様から出たものではないからです。 それらはみな、この不正な世の生み出したものです。
17. この世は、やがて滅び去ります。 同時に、これらの禁じられた悪い欲望も消滅します。 しかし、常に神様に従って歩む者は、永遠に生きるのです。
18. 愛する子供たちよ。 この世の終わりが近づいています。 すでに耳にしていたとおり、今や多くの反キリスト〔キリスト様に敵対する者〕が姿を現わしました。 このことからも、終末の近いことは確かです。
19. この、キリスト様に敵対する者は、これまでずっと私たちの教会の会員のふりをしていましたが、ほんとうの意味で、仲間ではなかったのです。 そうでなければ、教会にとどまり続けたはずです。 彼らが出て行った時、私たちの仲間でなかったことが証明されたのです。
20. しかし、あなたがたは違います。 聖霊様が与えられて、すでに真理を知る者となっていますから。
21. ですから、私は、あなたがたに真理を知らせなくてはと考えて、この手紙を書いているわけではありません。 そうではなく、本物と偽物との区別ができる者となるよう、なおいっそうの注意を促しているのです。