ヨハネによる福音書 8:28-41 リビングバイブル (JLB)

28.  「わたしを殺してはじめて、あなたがたは、わたしがメシヤと気づくでしょう。 そして、わたしが自分の考えではなく、父から教わったことを話したとわかるでしょう。 

29. わたしをお遣わしになった方が、いつもいっしょにおられます。 わたしをお見捨てになることはありません。 いつもその方のお心にかなうことをするからです。」

30-31. この話を聞いたユダヤ人の指導者の多くは、イエスをメシヤと信じるようになりました。その人たちにイエスは、「わたしが教えたとおりに生活すれば、ほんとうの弟子と言えます。 

32. あなたがたは真理を知り、その真理があなたがたを自由にするのです」と言いました。

33.  「おことばですが、私たちはれっきとしたアブラハムの子孫です。これまで、だれの奴隷になったこともありません。 『自由にする』とはどういうことでしょう。」

34.  「それは違います。 あなたがたは一人のこらず罪の奴隷なのです。 

35. 奴隷には何の権利もありません。 しかし、息子は別です。 ありとあらゆる権利を持っています。 

36. だから、神の子が自由にしてあげたら、それこそ、ほんとうに自由の身になるのです。 

37. 確かに、あなたがたはアブラハムの子孫です。 けれども、あなたがたの中には、わたしを殺そうとねらっている者がいるのです。 わたしのことばが、心にしっかり根を下ろしていないからです。 

38. せっかく、わたしの父といっしょにいた時に見たことを話してあげても、あなたがたは、自分の父の言いつけに従っているだけです。」

39.  「私たちの父はアブラハムです。」彼らは、きっぱり言いきりました。「いや、あなたがたの父がアブラハムだったら、彼の良い模範にならったはずです。 

40. ところが、どうです。 反対にわたしを殺そうとしているではありませんか。 しかも、その理由がまるでおかしいのです。 わたしが神から聞いた真理を語ったからというのですから。 アブラハムなら、そんなことは絶対にしなかったでしょう。 

41. そんなことをするのは、自分の父の言いつけに従っているからです。」「私たちは私生児じゃありません。 私たちの真の父は、神ご自身です。」

ヨハネによる福音書 8