ヨハネによる福音書 6:2-5-23 リビングバイブル (JLB)

2-5. 大ぜいの群衆が、どこまでもあとについて行きました。 イエスが病人を治されるのを見たからです。 人々の多くは、年一度の過越の祭りのため、エルサレムへ行く途中でした。イエスが丘に登り、弟子たちといっしょに腰をおろされると、大ぜいの群衆も、追いかけるように、あとからあとから丘に登って来ます。その様子をながめながら、イエスはピリポにお尋ねになりました。「ピリポ。 この人たち全部に食べさせるには、どこからパンを買ってきたらいいでしょうか。」 

6. もっとも、これは、ピリポを試しただけで、どうするかは、もうとっくに決めておられたのです。

7.  ピリポは、「こんなに大ぜいじゃ、ひと財産あっても、まだ足りないでしょうね」と答えました。

8.  シモン・ペテロの兄弟アンデレが口をはさみました。 

9. 「この子が、大麦のパンを五つと魚を二匹持ってますよ。 でもなあ、こんなに大ぜいじゃ、焼け石に水かな?」

20. イエスが、「こわがることはありません」と声をおかけになると、 

21. やっと気を取り直し、うれしそうにイエスを舟にお乗せしました。 するとどうでしょう。 舟はすぐに目ざす地に着いたのです。

22.  朝になりました。 湖のこちら側では、大ぜいの人が、イエスに会おうと集まって来ました。 昨日、イエスをあとに残し、弟子たちだけが舟で出かけたことを知っていたからです。 

23. イエスが感謝の祈りをささげ、みんなでパンを食べた場所の近くに、テベリヤから数隻の小舟が来ていました。 

ヨハネによる福音書 6