5. その中に、三十八年間も病気で苦しんでいる男がいました。
6. イエスはこの男をごらんになり、長い間どんなに苦しんできたかを知って、「よくなりたいですか」とお尋ねになりました。
7. 「もうあきらめてますよ。 せっかく水が動いても、だれも池に入れてはくれないんだから。 何とかして行こうとしている間に、いつでもほかの人が先に入っちゃうんでね。」
8. 「さあ、立って、床をたたんで家に帰りなさい。」
9. イエスがこう言われると、たちまち病気は治りました。 男はすぐに床をたたみ、歩きだしたのです。ところが、この奇蹟が行なわれたのが安息日だったので、
41-42. あなたがたがわたしを認めようが認めまいが、そんなことはどうでもいいことです。 あなたがたのうちには神の愛がないのですから。
43. わたしは父の代理として来たのに、あなたがたは喜んで迎えてはくれません。 ところが、ほかの人が、神から遣わされたのでもなく、ただ自分の権威を引っ下げて来ると、待ってましたとばかり、手をたたいて迎えるのです。
44. もっとも、あなたがたが信じられないのも、むりはありません。 互いにほめたり、ほめられたりすることは喜んでも、ただ一人の神からほめていただくことなどまるで関心がないのですから。
45. しかし、このことであなたがたを父に訴えるのは、わたしではありません。 それはモーセです。 あなたがたはモーセのおきてにひたすら天国への望みをかけていますが、おきてを与えた当のモーセが訴えるのです。
46. それもみな、あなたがたがほんとうはモーセを信じていないからです。 モーセはわたしのことを書いたのです。 そのモーセを信じないから、わたしをも信じないのです。
47. モーセの書いたものを信じないくらいだから、わたしを信じないのも不思議はありません。」天からのパンであるイエス