22. 父は、罪のさばきを、いっさい子に任せておられます。
23. すべての者が父を敬うように、子をも敬うためです。 だから、父がお遣わしになった神の子を敬わないのは、父を敬わないのと全く同じことです。
24. よく言っておきます。 わたしの言うことを聞き、わたしを遣わされた神を信じる人はだれでも、永遠のいのちがあります。 罪のために罰せられることは絶対にありません。 すでに死からいのちに移っているのです。
25. はっきり言いましょう。 死人が、神の子であるわたしの声を聞く時が、じきに来ます。 いやもう来ているのです。 そして、聞いた者は生きます。
26. 父が自分のいのちを、子にも与えてくださったからです。
27. また、全人類の罪をさばく権威も下さいました。それもみな、子がメシヤ(救い主)だからです。
28. 驚いてはいけません。 墓の中の死人がみな、神の子の声を聞く時が来ます。
29. その時、彼らは復活します。 良いことをしてきた者は、永遠のいのちをいただくために、悪いことをし続けてきた者は、さばきを受けるために。
30. しかしわたしは、父と相談もせずに判決を下したりはしません。 ただ言われるとおりにさばくだけです。 ですから、わたしのさばきは絶対に公平で正しいのです。 自分の考えだけによらず、わたしを遣わされた神の意志に従ってさばくからです。
31. わたしが自分について証言しても、だれも信じないでしょう。
32. しかし、わたしのことを証言してくださる方がほかにおられます。その方の証言はまちがいなく真実です。
33. あなたがたは、バプテスマのヨハネの教えを聞こうと、わざわざ出かけて行きました。確かに、ヨハネがわたしについて語ることは、何もかもほんとうのことです。
34. しかし、わたしについての最高の証言は、人間の証言ではありません。 ただ、ヨハネの証言のことを思い出させたのは、わたしを信じて救われてほしい一心からです。
35. なるほどヨハネはしばらくの間、ひときわ明るく輝き、あなたがたもそれを喜びました。
36. しかし、わたしには、ヨハネの証言よりも、もっとすぐれた証言があります。 それは、わたしの行なう奇蹟です。 これらの奇蹟は、父がわたしに託されたもので、父がわたしをお遣わしになったという、動かぬ証拠なのです。
37. また、父もおん自ら、直接あなたがたに姿を現わしたり、語りかけたりはなさいませんが、わたしのことを証言しておられます。