ヨハネによる福音書 4:47-54 リビングバイブル (JLB)

5-6. サマリヤのスカルという村にさしかかられたのは、ちょうど正午ごろでした。 そこに、昔ヤコブが息子ヨセフに与えた土地があり、ヤコブの井戸がありました。 日のかんかん照りつける長い道のりを歩いて来られたイエスは、疲れ果て、井戸のそばにぐったり腰をおろされました。

47. うわさでは、イエスはユダヤを出てガリラヤを旅行中だということです。 役人は、さっそくカナまでやって来ました。 そしてイエスにお会いすると、「息子が今にも死にそうなんです。 どうぞカペナウムへおいでになって、治してやってくださいっ!」と熱心に頼みました。

48.  「わたしがもっと多くの奇蹟を行なわなければ、信じようとしないのですか。」

49.  「先生。 お願いですっ! 子供が死なないうちにおいでください。」

50.  「さあ、家にお帰りなさい。 お子さんは治りました。」役人は、イエスのことばを信じ、家へ急ぎました。 

51. 途中、召使たちが迎えに来て、「お坊っちゃまは、すっかりよくなりました」と知らせました。

52.  「えっ! いつからだ。」「昨日の午後一時ごろでしょうか、急に熱が下がりまして……。」

53.  それはまさに、イエスが「お子さんは治りました」と言われた時刻とぴったり一致していました。 このことがあって、役人と家族全員が、イエスをメシヤ(救い主)だと信じました。

54.  これは、イエスがユダヤから来られて、ガリラヤで行なわれた第二の奇蹟です。聖書(旧約)はイエスを指し示す

ヨハネによる福音書 4