1. さて、イエスのところには、ぞくぞくと人々が詰めかけ、バプテスマ(洗礼)を受けて弟子になり、その数はヨハネよりも多いといううわさが、パリサイ人たちの耳に入りました。 イエスはこのことを知ると、
2. ――もっとも、実際にバプテスマを授けていたのは、イエス自身ではなく、弟子たちでしたが、――
3. ユダヤをお去りになり、またガリラヤ地方へ行かれました。
4. その途中で、どうしてもサマリヤをお通りにならなければなりません。
5-6. サマリヤのスカルという村にさしかかられたのは、ちょうど正午ごろでした。 そこに、昔ヤコブが息子ヨセフに与えた土地があり、ヤコブの井戸がありました。 日のかんかん照りつける長い道のりを歩いて来られたイエスは、疲れ果て、井戸のそばにぐったり腰をおろされました。
7. まもなく、サマリヤ人の女が一人、水を汲みに来ました。 イエスは、「すみませんが、水を一杯下さい」と声をおかけになりました。
17-18. 「でも、あたし、結婚なんかしてない。」「それもそうです。 あなたは五回も結婚したけれど、今いっしょに暮らしてる男は、確かに夫ではありませんね。」
21-24. 「いいですか。 父なる神を礼拝する場所は、この山か、それともエルサレムか、などとこだわる必要のない時が来るのです。 大切なのは、どこで礼拝するかではありません。 どのように礼拝するかです。 霊的な、真心からの礼拝をしているかどうかが問題なのです。 神は霊なるお方だから、正しい礼拝をするには、聖霊の助けが必要です。 神はそのような礼拝をしてほしいのですよ。 あなたがたサマリヤ人は、神のことはほとんど何も知らないで礼拝していますが、私たちユダヤ人はよく知っています。 救いはユダヤ人を通してこの世に来るのですから。」