17. そのとき弟子たちは、「神の家を思う熱心が、わたしを焼き尽くす」という、聖書(旧約)の預言を思い出したのです。
18. おさまらないのは、ユダヤ人の指導者たちです。 かんかんになって抗議しました。 「いったい何の権利があって、この人たちを追い出すのかっ! そんな権威を神様から与えられてるんだったら、その証拠に奇蹟を見せてもらおうじゃないか。」
19. イエスはお答えになりました。 「わかりました。 この神殿をこわしなさい。 三日で建て直してみせましょう。」
20. 「何だってっ! この神殿は建てるのに四十六年もかかったんだ。それを三日で建てると言うのかっ!」ユダヤ人たちはあきれ返りました。
21. しかしイエスが「この神殿」と言われたのは、自分の体のことだったのです。
22. イエスが復活されてから、弟子たちは、このことを思い出しました。 そして、イエスは自分のことを、聖書のことばを引用して話されたのであり、何もかもそのとおりになったと、改めて納得がいったのです。
23. 過越の祭りの時、イエスがエルサレムで奇蹟を行なわれたので、多くの人が、「この方は確かにメシヤ(救い主)様だ」と信じるようになりました。