7. しかし、もしわたしのうちにとどまり、わたしの命令に従うなら、何でもほしいものを求めなさい。 きっとかなえられます。
8. わたしのほんとうの弟子は、実をいっぱい結びます。 そのことによって、父が大いにほめたたえられるのです。
9. 父がわたしを愛してくださったように、わたしもあなたがたを愛しました。 わたしの愛のうちに生きなさい。
10. わたしの戒めを守るなら、わたしの愛のうちに生き続けます。 わたしが父の戒めを守り、父の愛のうちに生きているのと同じです。
11. このことを話したのは、あふれる喜びを共に味わいたいからです。
12. わたしがあなたがたを愛するように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。 これがわたしの教えです。
13. 愛は何によって測ることができるでしょう。 友のためにいのちを投げ出すこと、これより大きな愛はありません。
14. わたしの命令に従う人は、わたしの友です。
15. あなたがたはもう使用人ではありません。 今からは、わたしの友です。 主人は使用人に秘密を打ち明けたりはしません。 だがわたしは、父から聞いたことを、何もかも話してあげたのです。
16. あなたがたがわたしを選んだのではありません。 わたしが、あなたがたを選んだのです。 そして任命しました。 だから、あなたがたは行って、いつまでも残る、すばらしい実を結びます。 また、わたしの名前を使って父に求めるものは、何でもいただけるのです。
17. もう一度念を押します。 互いに愛し合いなさい。
18. あなたがたは、世間の人にひどく憎まれるからです。 だが、忘れてはいけません。 あなたがたより先に、わたしが憎まれたのです。
19. あなたがたが彼らと一つ穴のむじなであったら、世間も、あなたがたを愛したでしょう。 だが、そうではありません。 わたしが、自分で選び、世間から連れ出したのです。 だからこそ、世間はあなたがたを憎むのです。
20. 『使用人は主人より偉くはない』と言ったのを、覚えているでしょう。 わたしを迫害した人々が、あなたがたを迫害して、何の不思議があるでしょう。 しごく当然のことです。 わたしの言うことを聞く人なら、あなたがたの言うことも聞くはずです。
21. 世間の人は、わたしの弟子だというだけで、あなたがたを迫害します。 わたしをお遣わしになった神を、全く知らないからです。