3. 父はいっそう強く、役立つ者にしようと、すでに、あなたがたの枝を整理してくださいました。 わたしが与えた命令という、はさみを使って、きれいに手入れをすまされたのです。
4. わたしのうちに生きるよう心がけなさい。 またわたしが、あなたがたのうちに生きられるようにしなさい。 枝は幹につながっていなければ、実を結べないでしょう。 同じようにあなたがたも、わたしから離れたら、実を結ぶことなど、とてもできません。
5. そうです。 わたしがぶどうの木で、あなたがたはその枝なのです。 人がわたしのうちに生き、わたしもその人のうちに生きていれば、その人は実をいっぱい結びます。 わたしを離れては何もできません。
6. わたしから離れる者はだれでも、役に立たない枝のように投げ捨てられ、枯れてしまいます。 最後には、ほかの枝といっしょに積み上げられ、焼かれてしまうのです。
7. しかし、もしわたしのうちにとどまり、わたしの命令に従うなら、何でもほしいものを求めなさい。 きっとかなえられます。
8. わたしのほんとうの弟子は、実をいっぱい結びます。 そのことによって、父が大いにほめたたえられるのです。
9. 父がわたしを愛してくださったように、わたしもあなたがたを愛しました。 わたしの愛のうちに生きなさい。
10. わたしの戒めを守るなら、わたしの愛のうちに生き続けます。 わたしが父の戒めを守り、父の愛のうちに生きているのと同じです。
11. このことを話したのは、あふれる喜びを共に味わいたいからです。
12. わたしがあなたがたを愛するように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。 これがわたしの教えです。
13. 愛は何によって測ることができるでしょう。 友のためにいのちを投げ出すこと、これより大きな愛はありません。
14. わたしの命令に従う人は、わたしの友です。
15. あなたがたはもう使用人ではありません。 今からは、わたしの友です。 主人は使用人に秘密を打ち明けたりはしません。 だがわたしは、父から聞いたことを、何もかも話してあげたのです。
16. あなたがたがわたしを選んだのではありません。 わたしが、あなたがたを選んだのです。 そして任命しました。 だから、あなたがたは行って、いつまでも残る、すばらしい実を結びます。 また、わたしの名前を使って父に求めるものは、何でもいただけるのです。
17. もう一度念を押します。 互いに愛し合いなさい。
18. あなたがたは、世間の人にひどく憎まれるからです。 だが、忘れてはいけません。 あなたがたより先に、わたしが憎まれたのです。