ヨハネによる福音書 13:12-22 リビングバイブル (JLB)

12.  弟子たちの足を洗い終えると、また上着をきて、席に戻り、改めてお尋ねになりました。 「わたしのしたことがわかりますか。 

13. あなたがたはわたしを『先生』とも『主』とも呼んでいます。 それはかまいません。 まさにそのとおりなのですから。 

14. その、主でも先生でもあるわたしが足を洗ってあげたのですから、あなたがたも互いに足を洗い合いなさい。 

15. わたしは模範を示したのです。 わたしがしたとおりに、あなたがたもしなさい。 

16. 使用人は主人より偉くはないし、遣わした本人より使者のほうが大物だということもありえません。 

17. このことがわかったら、すぐ実行しなさい。 これこそ祝福される道です。

18.  あなたがた全員に、こう言っているのではありません。 あなたがたを選んだのは、このわたしです。 ですから、一人一人がどんな人間かよく知っています。 聖書(旧約)には、『わたしと食事を共にしている者が、わたしを裏切る』とはっきり書いてあるでしょう。 いいですか。 まもなく、そのとおりのことが起こるのです。 

19. 今そのことを話しておきましょう。 その時になって、あなたがたがわたしを信じられるように。

20.  よく言っておきます。 わたしが遣わす者を心から受け入れる人はだれでも、わたしを受け入れるのです。 そして、わたしを心から受け入れることは、わたしをお遣わしになった父を受け入れることなのです。」新しい戒めを与えるイエス

21.  ここでイエスは、込み上げる霊の悲しみを抑え、叫ばれました。「そうです。 まぎれもない事実なのです。 あなたがたのうちの一人が、わたしを裏切るのです!」 

22. 弟子たちは、だれのことか見当もつきません。 きょとんとして顔を見合わせるばかりです。 

ヨハネによる福音書 13