ヨハネによる福音書 11:3-14 リビングバイブル (JLB)

3. マルタとマリヤはイエスのもとに使いをよこしました。 「先生。 あなた様が目をかけてくださったラザロが重い病気にかかり、明日をも知れない状態です。」

4.  この知らせを聞いたイエスは、言われました。 「この病気は、ラザロが死んで、それで終わりということにはなりません。 神の栄光が現わされるためですから。 神の子のわたしが、栄光を受けるのです。」

5.  イエスは、マルタたち三人を心から愛しておられました。 

6. けれども、なぜか、なお二日間そこにいて、なかなか腰を上げようとはなさいません。 

7. 二日たって、ようやく、「さあ、ユダヤに行きましょう」と、弟子たちに言われました。

8.  ところが、もうれつな反対が返ってきたのです。 「なんてことを、先生! つい先日、ユダヤ人の指導者たちが、先生を殺そうとしたのをお忘れですか! なのに、また、のこのこと出かけて行くなんて全く非常識です。」

9.  「昼間は十二時間あります。 その間に歩けば、安全で、つまずくこともありません。 

10. ところが、夜歩いたらとても危険です。 暗くて、足を踏みはずすかもしれませんから。」イエスはこうお答えになってから、 

11. さらに続けられました。 「友達のラザロが眠っています。 彼を起こしに行かなくては。」

14.  そこで、今度は、はっきりとおっしゃいました。 「ラザロは死んだのです。 

ヨハネによる福音書 11