4. そのとき私は、『ああ神様。 神様は私を退け、海に投げ込みました。 もう二度と、神様の聖なる神殿を見ることはできません』と申しました。
5. 海中に沈み、もう少しで死ぬところでした。 水の中では、海草が頭にからみつきました。
6. 私は海の底の底まで沈んだのです。助かる望みもなく、死の牢につながれてしまいました。 しかし神様は、ぽっかり開いた死の口から、私をすばやく助け出してくださいました。
7. 全く望みを失った時、もう一度、私は神様に思いを向けたのです。 聖なる神殿におられる神様に、真剣な祈りをささげました。
8. 偽りの神々を拝んでいる者は、神様が与えようとしておられる恵みに、背を向けているのです。
9. 私は、神様以外のものを決して拝みません。 ああ、神様がしてくださったことに、どう感謝したらよいでしょう。 私は必ず約束を果たします。 私を救ってくださるのは、神様だけだからです。」
10. そこで神様は、ヨナを海岸に吐き出すよう魚に命じ、そのとおりになりました。