1. それから、神様はヨシュアに命じました。 「恐れるな。 勇気を出せ。 全軍を率いて、アイを攻撃せよ。 勝利は目前だ。 わたしは、アイの王と全住民をおまえの手に渡した。
2. エリコとその王にしたとおり、アイとその王にもせよ。 ただし、今回は奪い取ったものや家畜を自分たちの戦利品としてもよい。 町の後方には伏兵を置け。」
3-4. 本隊がアイに向かう前に、ヨシュアは三万の精兵をひそかに派遣し、いつでも行動を起こせるよう、アイの後方の、そう遠くない場所に、伏兵として忍ばせました。
5. ヨシュアはこう説明しました。 「さて、作戦だが、まず本隊が攻撃をしかける。 アイの連中は前回同様、町から出て戦うだろう。 すると、こっちは逃げる。
6. 連中が追いかけて来る。 町は空っぽになるというわけだ。 彼らは『イスラエル軍がまた逃げて行くぞ。この前のとおりじゃないか』と言うに決まっているからな。
7. そうしたら、隠れていたおまえたちが飛び出し、町に攻め入るのだ。 神様は町をおまえたちの手に渡してくださる。
8. ご命令どおり、火をかけろ。 いいな。」
9. こうして三万の精兵は、夜中に本隊を離れ、アイの西端とベテルとの中間の地点に隠れました。 もちろん、ヨシュアの率いる本隊は、エリコの野営地にとどまって夜を過ごしたのです。
11-13. アイの北にある谷を前にして陣を敷きました。 その夜、ヨシュアはさらに五千の兵を選んで、町の西方に隠れている別働隊に合流させ、自分は、その谷で夜を過ごしました。
20-21. アイの人々が振り返ると、町から上る煙が空いっぱいにたちこめているではありませんか。 彼らは逃げ場を失いました。 ヨシュアとその全軍は、煙を見て、伏兵が町に侵入したことを知りました。 それで、追いかけて来た人々に向き直り、反撃に出ました。