ヨシュア記 6:17-27 リビングバイブル (JLB)

17. 住民は皆殺しだ。 だが売春婦のラハブと、その家の中の者たちは助けてやれ。 ラハブはわれわれのスパイをかくまってくれたのだ。 

18. 戦利品には手を出すな。 すべて破壊しろ。 もしこれに背けば、災いがイスラエル全体を襲うだろう。 

19. ただし、金、銀、および青銅や鉄の器具は、みな神様のために特別にきよくされたものだから、取れ。」

20.  祭司の吹き鳴らすラッパの音を聞くと、人々はあらん限りの大声を出して、いっせいにときの声をあげました。 と、どうでしょう。突然、城壁がくずれ落ちたではありませんか。 それーっとばかり、四方八方から攻め込み、たちまち町を占領しました。 

21. 町中のものは全部、男も女も、老いも若きも、また牛、羊、ろばも、皆殺しです。

22.  それからヨシュアは、例の二人のスパイに命じました。 「約束を守るんだ。 すぐ行って、ラハブと身内の者を助け出せ。」

23.  その若者たちは、ラハブを見つけて助け出しました。 もちろん、彼女の両親、兄弟、いっしょにいた親せきの者もです。 彼らは、イスラエルの野営地の外で生活することになりました。 

24. その間イスラエル人は、町とその中のすべてを焼き払いました。 ただし、金、銀、および青銅や鉄の器具は別で、神様のものとして取っておきました。 

25. こうしてヨシュアは、売春婦ラハブとその家に共にいた身内の者とを、救ったのです。 今もなお、その一族はイスラエル人の中に住んでいます。 それというのも、ヨシュアがエリコ偵察のために送り込んだスパイを、ラハブがかくまってくれたからです。

26.  ヨシュアは、エリコを再建しようとする者には恐ろしい災いが下る、と宣言しました。 その土台を築く者は長男を殺され、その門を建てる者は末息子を失うというのです。

27.  神様が共に歩まれたので、ヨシュアの名はあまねく知れ渡りました。

ヨシュア記 6