2-3. 「特別な任務のために、各部族から一人ずつ選ばれた十二人に命じて、ヨルダン川の真ん中の、祭司が立っている地点から、一つずつ石を拾わせなさい。 その十二の石を集めて、今夜、野営する地に、記念碑として積み上げるのだ。」
14. その日は、ヨシュアにとって生涯忘れることのできない日となりました。 神様はイスラエル人全員の目の前で、ヨシュアに大きな栄誉をお与えになったのです。 人々は、モーセを敬ったと同じように、ヨシュアを心から敬いました。
15-16. ヨシュアこそが、神様の命を受けて、箱をかつぐ祭司たちに命令を下した人だったからです。「川から上がりなさい」と祭司たちに命じるよう、神様はヨシュアを促しました。
17. ヨシュアがそのとおりに命じ、
18. 祭司たちが川床から上がって来ると、どうでしょう。 たちまち、水は元どおりに流れ込み、岸いっぱいにあふれました。
19. この奇蹟が起こったのは三月二十四日のことです。 この日、全イスラエルはヨルダン川を渡り、エリコの町の東方にあるギルガルに野営しました。
20. このギルガルに、ヨルダン川から運んだ十二の石を積み上げ、記念碑を建てたのです。
21. その時ヨシュアは、この記念碑の意味について説明しました。「いつの日か、子供たちが、『なぜここに、こんな石が置いてあるの。これ、どういう意味なの』と尋ねる時がくるだろう。
22. その時には、この十二の石は、イスラエル人がヨルダン川のかわいた土の上を渡った、あのすばらしい奇蹟の記念碑なのだと教えてやりなさい。
23. さらに、その時どのようにして神様が、われわれの目の前で川の水をからし、全員が渡り終えるまでかわいたままにしておかれたかを、教えなさい。 それはまさに、四十年前の紅海での出来事と同じです。
24. 神様がこうなさったのは、全世界の国民が、イスラエルの神である主こそ、力ある唯一の神様であると悟り、さらに、あなたがたがみな、この神様をいつも礼拝するようになるためです。」