ヨシュア記 4:10-24 リビングバイブル (JLB)

2-3. 「特別な任務のために、各部族から一人ずつ選ばれた十二人に命じて、ヨルダン川の真ん中の、祭司が立っている地点から、一つずつ石を拾わせなさい。 その十二の石を集めて、今夜、野営する地に、記念碑として積み上げるのだ。」

10. 箱をかついでいた祭司たちは、モーセからヨシュアに与えられた神様の命令がことごとく成し遂げられるまで、川の真ん中に立ち尽くしていました。 その間に、人々は急いで川床を渡ったのです。 

11. 全員が渡り終えると、みんなの見守る中で、箱をかついだ祭司たちが、川から上がって先頭に立ちました。

12-13. モーセの命令どおり完全武装した、ルベン部族とガド部族、それにマナセの半部族からなる四万の軍勢は、一隊となって、神様のために戦う他部族の先頭に立ち、エリコの平原めざして進みました。

14.  その日は、ヨシュアにとって生涯忘れることのできない日となりました。 神様はイスラエル人全員の目の前で、ヨシュアに大きな栄誉をお与えになったのです。 人々は、モーセを敬ったと同じように、ヨシュアを心から敬いました。 

15-16. ヨシュアこそが、神様の命を受けて、箱をかつぐ祭司たちに命令を下した人だったからです。「川から上がりなさい」と祭司たちに命じるよう、神様はヨシュアを促しました。

17.  ヨシュアがそのとおりに命じ、 

18. 祭司たちが川床から上がって来ると、どうでしょう。 たちまち、水は元どおりに流れ込み、岸いっぱいにあふれました。 

19. この奇蹟が起こったのは三月二十四日のことです。 この日、全イスラエルはヨルダン川を渡り、エリコの町の東方にあるギルガルに野営しました。 

20. このギルガルに、ヨルダン川から運んだ十二の石を積み上げ、記念碑を建てたのです。

21.  その時ヨシュアは、この記念碑の意味について説明しました。「いつの日か、子供たちが、『なぜここに、こんな石が置いてあるの。これ、どういう意味なの』と尋ねる時がくるだろう。 

22. その時には、この十二の石は、イスラエル人がヨルダン川のかわいた土の上を渡った、あのすばらしい奇蹟の記念碑なのだと教えてやりなさい。 

23. さらに、その時どのようにして神様が、われわれの目の前で川の水をからし、全員が渡り終えるまでかわいたままにしておかれたかを、教えなさい。 それはまさに、四十年前の紅海での出来事と同じです。

24. 神様がこうなさったのは、全世界の国民が、イスラエルの神である主こそ、力ある唯一の神様であると悟り、さらに、あなたがたがみな、この神様をいつも礼拝するようになるためです。」

ヨシュア記 4