1. 神様がイスラエルを敵から守り、勝利をお与えになってから、かなりの年月が過ぎ、ヨシュアも老人になりました。
2. 彼はイスラエルの指導者である長老、裁判官、将校を呼び、次のように演説しました。 「わしも、もう年をとった。
3. 諸君は、わしの生涯を通じて、神様が、諸君のためにどれほどの事をしてくださったか、つぶさに見てきたはずだ。 敵と戦い、この地を分け与えてくださったのも、神様ご自身だ。
6. ただ、モーセの法律に記された戒めだけは、一つ残らず守れ。少しでも違反してはならない。
7. この地になお残っている異教の民とは、断じて交わるな。 その神々の名を口にしてもいけない。 まして、神々によって誓ったり、礼拝したりすることなど、もってのほかだ。
8. ただ、今まで同様、神様にのみ従え。
9. 神様が、目の前の強大な国を次々と追っ払ってくださった以上、もうだれ一人、立ち向かう者はいない。
10. 諸君の一人一人は、千人を向こうに回して戦うことができる。 神様が、約束どおり、諸君に味方して戦ってくださるからだ。
11. どうか心して、いつまでも神様を愛し続けてほしい。
12. もし神様を愛さず、周辺の民族と結婚したりするなら、
13. しかと覚えておくがいい。 神様は、その住民をこの地から追い出すのを中止なさるだろう。 それどころか、彼らの存在は諸君にとって罠となり、落とし穴となるだろう。 また、わき腹を打つむち、目を刺すとげとなるだろう。 そしてついには、あなたがたのほうが、神様の与えてくださったこの良い地から、消え失せることになるのだ。
14. まもなくわしは、世の人々の例にならい、死んでいくだろう。よくわかってくれていると思うが、よいな、神様のお約束は、すべて実現したのだ。