6. ヨシュアは彼らを祝福し、各自の領地へ帰らせました。
9. それで、ルベンとガドとマナセの半部族の一隊は、カナンの地のシロでイスラエル軍に別れを告げ、ヨルダン川を渡って本拠地であるギルアデの地へ向かいました。
10. ところが、ヨルダン川を渡る寸前、まだカナンの地にいた時のこと、彼らは、だれの目にもとまるほど大きな、祭壇をかたどった記念碑を建てたのです。
11. このことを伝え聞いた他のイスラエル人は、
12. シロに全軍を集結し、一戦を交える構えを見せました。
13. しかし、何はともあれ、まず祭司エルアザルの子ピネハスを団長とする代表団を、送ることにしたのです。 一行はヨルダン川を渡り、ルベン、ガド、マナセの各部族と話し合うことにしました。
14. この代表団には、十部族の部族長の家系から一名ずつ、十人が加わっていました。
15. ギルアデに着いた一行は、こう問いただしました。
16. 「神様の国民であるわれわれは、なぜ、君たちがイスラエルの神様に罪を犯すようなまねをしたのか、ぜひとも知りたい。 なぜ、神様から離れ、反逆のしるしである祭壇なんかを築いたのだ。
19. この地が汚れているので祭壇が必要だというのなら、ヨルダン川西岸の、神の天幕のある地に来るがよい。 われわれの土地を君たちと共有にしてもかまわないのだ。 神様の祭壇はただ一つだ。 ほかに祭壇を築いて、神様に反逆するようなまねはやめてくれ。
20. よもや忘れてはいまいな。 ゼラフの子アカンのことだ。 彼ひとりが罪を犯したために、全国民がきびしく罰せられたではないか。」
21. こう言われて、ルベンとガドとマナセの半部族の人々は、次のように弁明しました。