3. そこで王は、次の諸王に使者を送りました。ヘブロンの王ホハムヤルムテの王ピルアムラキシュの王ヤフィアエグロンの王デビル
4. そして、こう言わせたのです。 「さあ、ギブオンを滅ぼすために手を貸してくれ。 やつらはヨシュアやイスラエル人どもと和を講じたからだ。」
5. この五人のエモリ人の王は、連合軍を編成してギブオンを攻撃しました。
6. ギブオンの人々は急いで、ギルガルにいるヨシュアのもとへ伝令を走らせました。「しもべどもをお助けください。 少しでも早く援軍を出してください。 山地のエモリ人の王たちが、連合して攻めて来ます。」
7. そこでヨシュアは、イスラエル軍を率いてギルガルを立ち、救援に向かいました。
8. 神様はヨシュアにお語りになりました。 「恐れることはない。すでに打ち負かしたも同然だ。 彼らを滅ぼすため、おまえの手に渡した。 一人としておまえに立ち向かえる者はいない。」
9. ヨシュアはギルガルから夜通し行軍して、敵の連合軍に不意打ちをかけました。
22-23. さてヨシュアは、部下に命じて、ほら穴の入口から石を取り除かせ、エルサレム、ヘブロン、ヤルムテ、ラキシュ、エグロンの五人の王を連れて来させました。
24. そして、イスラエル軍の指揮官たちに、王たちの首に足をかけるよう命じ、
25. こう言いました。 「恐れたり、失望したりするな。 雄々しく立ち、勇気を出せ。 神様は、すべての敵に、このようになさるからだ。」
26. そうしてから、剣で五人の王を次々に突き刺し、死体を五本の木にかけて、夕方までさらしておいたのです。
27. 日が沈むころ、死体を木から降ろさせ、例のほら穴に投げ込めと命じました。 入口には石を山のように積み上げました。 その石の山は今も残っています。
28. その同じ日に、ヨシュアはマケダの町を占領し、王と全住民を殺しました。
29. 次に、イスラエル軍はリブナへ向かいました。
30. そこでも、神様が町と王をイスラエルの手に渡してくださったのです。ですから、エリコでと同様、最後の一人に至るまで、とどめが刺されました。
31. イスラエル軍は、リブナの次はラキシュを目ざし、攻撃をしかけました。
32. 二日目に、神様は町をイスラエルの手に渡してくださり、ここでも、リブナ同様、全住民が殺されました。
33. ラキシュ攻撃のさなか、ゲゼルの王ホラムが、ラキシュ防衛の援軍を率いてやって来ました。 しかし、ヨシュアの配下はホラムを倒し、軍を全滅させたのです。
34-35. 次いでイスラエル軍は、たった一日でエグロンを占領し、ラキシュ同様、皆殺しにしてしまいました。
36. そのあと、ヘブロンへ進軍し、
37. 町と周囲の村々を片っぱしから占領し、全住民を殺しました。