10. 鋤を溶かして剣に打ち変え、鎌を打ち直して槍にせよ。 弱い者を強くせよ。
11. 諸国民よ。束になってかかって来い。神様、今こそ、神様の勇士たちを遣わしてください。
12. 諸国民をヨシャパテの谷に連れて来い。 そこで、わたしは全員に判決を下す。
13. さあ、鎌を入れよ。 時がきて、刈り入れを待っている。 酒ぶねを踏め。 彼らの悪が満ちあふれているからだ。
14. 谷は、群衆、また群衆でうずまっている。 運命の判決が下るのを待っているのだ。 さばきの谷に神の日が近づいているからだ。
15. 太陽と月は暗くなり、星も光を失う。
16. 神様がエルサレムの神殿からひと声叫ぶと、地と空は震えだす。 しかし、ご自分の国民イスラエルには、神様はことのほかやさしいお方だ。 神様は彼らの安全地帯、また力だ。
17. 「その時おまえたちは、わたしが聖なる山シオンで、おまえたちの神であることを知る。 エルサレムは永遠にわたしのものとなる。その時には、もう外国の軍隊がそこを通ることはない。
18. 山々から甘いぶどう酒がしたたり、丘には乳が流れる。 水はユダの乾いた川床を満たし、泉は神殿からあふれ出て、シティムの谷をうるおす。
19. エジプトは滅ぼされる。 エドムも同じ運命をたどる。 彼らがユダヤ人に暴力をふるい、彼らの国で罪のない者を殺したからだ。
20. だが、ユダは永遠に栄え、エルサレムは代々にわたって繁栄する。
21. わたしが、わたしの国民を殺した者たちに復讐するからだ。 わたしの国民を圧迫した者たちを、そのままにはしておかない。 わたしの家は、わたしの国民とともにエルサレムにあるからだ。」