4. その時、敵はおまえたちをあざけり、「ああ、もうおしまいだ。 滅ぼされる。 神様は私たちから土地を取り上げ、遠くへ連れ去り、他人に私たちの財産をやってしまう」という、おまえたちの嘆きの歌をまねて、笑いころげる。
5. その時には、他人がおまえたちの領土の境界線を決め、おまえたち神の国民は、連れ去られた所に住むようになる。
6. ところが、人々は言う。 「そんなことを、くどくど言うのはやめろ。 とんだ恥っさらしだ。 そんな悪いことが、起こるはずがないじゃないか。」
7. ああ、ヤコブの家(イスラエル)よ。 それは正しい答え方だろうか。 神の御霊は、好きこのんでそんな荒々しい話し方をするだろうか。 断じて、そうではない。 神様の脅しは、おまえたちのため、おまえたちが正しい道に立ち返るためのものだ。
8. それなのに、もうこの時にも、わたしの国民はわたしに反抗している。 おまえたちを信頼し、安心して歩いている者の背後から、すばやく上着をはぎ取っている。
9. 未亡人からは家を取り上げ、その子供たちからは、神様が与えた権利までもぎ取っている。
10. さあ、立て! 出て行けっ! もうここは、おまえたちの土地でも家でもない。 あらゆる悪事を働いてこの地を汚したので、おまえたちはここから吐き出されるのだ。
11. 「酒の楽しみを教えてやろう。」 これは、おまえたちのお気に入り、飲んだくれの嘘つき預言者が言うことだ。
12. イスラエルよ。 やがて、わたしが残っている者をみな呼び集める時がくる。 その時、わたしは囲いの中の羊や牧場の羊の群れのように、もう一度おまえたちを一つに集める。 人々は心から喜びの声をあげる。
13. 救い主がおまえたちを、連れ去られた地から導き出し、捕らわれていた町の門を通って、この地に連れ戻す。 おまえたちの王は先に立って進む。 その王こそ神だ。