マルコによる福音書 7:9-23 リビングバイブル (JLB)

9. それを守るために、よくも神のおきてを捨て、踏みにじったものです。

10.  例をあげましょう。 モーセは、『あなたの父と母とを敬え』というおきてを神から託され、あなたがたに伝えました。 また、父や母をののしる者は死刑に処せられるとも言いました。 

13. あなたがたは自分たちのつくった言い伝えを守るために、神のおきてを破っているのです。 これは、ほんの一例にすぎません。 ほかにも同じような例がたくさんあるのです。」

14.  イエスは、もう一度群衆を呼び寄せられ、「さあ、よく聞いて、その意味を考えなさい。 

17.  それから群衆と別れ、家に入られました。 すると弟子たちが、「さっきのおことばは、どういう意味でしょうか」と尋ねました。

18.  イエスはお答えになりました。「こんなことがわからないのですか。 食べ物は人を汚さないということが、そんなに不思議なのですか。」 

19. いいですか。 食べ物は別に人の心に入るわけではないでしょう。 腹に入って、外へ出るだけではありませんか。 こうして、あらゆる食べ物がおきてにかなうきよい物であることを示し、 

20. さらに続けて言われました。 「人の内側から出るもの、それがくせものです。 

21. 肉欲、盗み、殺人、姦淫、 

22. 貪欲、邪悪、あざむき、好色、ねたみ、悪口、高慢、あらゆる愚かさ、それらのものはみな、人の心の中からあふれ出ます。 

23. この内側から出て来るものが、人を汚し、神にふさわしくない者とするのです。」広まるイエスのうわさ

マルコによる福音書 7