マルコによる福音書 7:32-37 リビングバイブル (JLB)

32. その時、人々が、耳も聞こえず、口もきけない男を、イエスのところに連れて来て、「どうぞ、手を置いて治してやってください」と頼みました。

33.  イエスはその男を群衆の中から連れ出し、自分の指を男の両耳に差し入れ、それからつばきをして舌にさわられました。 

34. そして、天を見上げてふっとため息をつき、「開け」とお命じになりました。 

35. するとどうでしょう。 耳は完全に聞こえるようになり、舌のもつれもとけて、はっきり話せるようになったではありませんか。

36.  イエスは群衆に、うわさを広めないようにと堅く口止めされましたが、そう言えば言うほど、人々はかえって言い広めました。 

37. イエスのなさったことに、驚き、あきれたからです。 「ああ、なんてすばらしいことをなさるお方だろう。 耳が聞こえず、口もきけない人さえ、お治しになった!」と、人々は何度も言い合いました。

マルコによる福音書 7