マルコによる福音書 15:3-9 リビングバイブル (JLB)

3.  そこで祭司長たちは、あることないことを挙げつらね、イエスを訴えました。 

4. これを聞いたピラトは、「どうして何も言わないのか。 あんなにまで訴えているのに、平気なのか」と尋ねました。

5.  しかしイエスは、ひと言もお答えになりません。 これにはピラトも、驚き、あきれてしまいました。

6.  さてピラトは、毎年、過越の祭りには、人々の願うままにユダヤ人の囚人を一人、釈放してやることにしていました。

7. たまたまこの時、暴動で人殺しをし、投獄されていた暴徒たちの中に、バラバという男がいました。

8.  群衆はピラトの前に押し寄せ、例年どおり囚人を釈放するよう迫りました。

9.  そこで、ピラトは尋ねました。 「『ユダヤ人の王』を釈放してほしいのか。 おまえたちが赦してほしいのはこの男か。」 

42-43. 以上の出来事はすべて、安息日の前日に起こったことです。 その日の夕方、一人の人がピラトのところへ行き、勇気を奮い起こして、イエスの遺体を引き取りたいと申し出ました。 その人はアリマタヤ出身のヨセフといい、ユダヤの最高議会の有力な議員で、神の国が来ることを熱心に待ち望んでいました。

マルコによる福音書 15