マタイによる福音書 9:15-21 リビングバイブル (JLB)

15.  するとイエスは、こうお話しになりました。「花婿の友達は、花婿がいっしょにいる間は、嘆き悲しんだり食事をしなかったりするでしょうか。 しかし、やがて花婿のわたしが、彼らから引き離される日が来ます。 その時こそ断食するでしょう。

16.  水洗いしていない布で、古い着物に継ぎ当てをする人がいるでしょうか。 そんなことをしたら、当て布は縮んで着物を破り、穴はもっと大きくなるでしょう。 

17. また、新しいぶどう酒を貯蔵するのに、古い皮袋を使う人がいるでしょうか。 そんなことをしたら、古い皮袋は新しいぶどう酒の圧力で張り裂け、ぶどう酒はこぼれ、どちらも台なしになってしまいます。 新しいぶどう酒を貯蔵するには、新しい皮袋を使います。 そうすれば両方とも、もつのです。」

18.  このように話しておられると、町の会堂管理人が駆け込んで来ました。 そしてイエスの前にひれ伏し、「先生。 うちの娘がたったいま息を引き取りました。 まだ幼いのに……。 お願いです。 あの子を生き返らせてください。 ちょっと来て、さわっていただければいいのですから」と訴えました。

19.  そこでイエスと弟子たちは、彼の家へ向かわれました。 

20. その途中、十二年間も出血の止まらない病気で苦しんでいた一人の女が、人ごみにまぎれて、うしろからイエスの着物のふさにさわりました。 

21. 「このお方にさわりさえすれば、きっと治る」と思ったからです。   

マタイによる福音書 9