マタイによる福音書 5:30-37 リビングバイブル (JLB)

30. また、もしあなたの手が罪を犯させるなら、〔たといきき腕であっても〕そんな手は切り捨てなさい。 地獄に落ちるより、そのほうがどんなにましでしょう。

31.  また、モーセの法律では、『離縁状を手渡すだけで、妻を離縁できる』とあります。 

32. しかし、わたしは言いましょう。 だれでも、不倫以外の理由で妻を離縁するなら、その婦人が再婚した場合、彼女にも、彼女と結婚する相手にも姦淫の罪を犯させることになるのです。

33.  さらに、モーセの法律では、『いったん神に立てた誓いは、破ってはならない。 どんなことがあっても、みな実行しなければならない』とあります。 

34. しかし、わたしは言いましょう。 どんな誓いも立ててはいけません。 たとい『天にかけて』と言っても、神に誓うのと同じです。 天は神の王座だからです。 

35. 『地にかけて』と言ってもいけません。 地は神の足台だからです。 また『エルサレムにかけて』と言って誓ってもいけません。 エルサレムは大王である神の都だからです。 

36. 『私の頭にかけて』と言って誓ってもいけません。 あなたがたは髪の毛一本さえ白くも黒くもできないからです。 

37. ただ『はい、そうします』とか、『いいえ、そうしません』とだけ言いなさい。 それで十分です。 誓いを立てることで約束を信じてもらおうとするのは、悪いことです。

マタイによる福音書 5