マタイによる福音書 26:5-17 リビングバイブル (JLB)

5. しかし、「祭りの間は見合わせたほうがいいだろうな。 群衆の暴動でも起きたら、それこそ大変だから」というのが、彼らの一致した意見でした。

6.  さて、イエスはベタニヤへ行き、らい病人シモンの家にお入りになりました。 

7. そこで食事をしておられると、非常に高価な香油のつぼを持った女が入って来て、その香油をイエスの頭に注ぎかけました。

8.  それを見た弟子たちは、腹を立てました。 「なんてもったいないことを! 

9. 売ればひと財産にもなって、貧しい人たちに恵むこともできたのに。」

10.  イエスはこれを聞いて言われました。 「なぜ、そうとやかく言うのですか。 この女はわたしのために、とてもよいことをしてくれたのです。 

11. いいですか。 貧しい人たちならいつも回りにいますが、わたしはそうではありません。 

12. 今、この女が香油を注いでくれたのは、わたしの葬りの準備なのです。 

13. ですから、よく言っておきますが、この女のことは、いつまでも忘れられないでしょう。 そして御国のすばらしい知らせが伝えられる所ならどこででも、この女のしたことも語り継がれるでしょう。」

16. この時から、ユダはイエスを売り渡そうと機会をねらい始めました。

17.  過越の祭りの日、すなわちイースト菌を入れないパンの祭りの最初の日に、弟子たちが来て、イエスに尋ねました。 「先生。 過越の食事は、どこですればよろしいでしょうか。」

マタイによる福音書 26