4. とうてい実行できないような命令を与えておいて、自分では、それを守ろうともしないのです。
5. 彼らのやることと言ったら、人に見せびらかすことばかりです。幅広の経札(聖書のことばを納めた小箱で、祈りの時に身につける)を腕や額につけたり、着物のふさ(神のおきてを思い出すために着物のすそにつけるように命じられていた)を長くしたりして、あたかも聖者であるかのように、ふるまいます。
6. また、宴会で上座に着いたり、会堂の特別席に座ったりするのが何より好きです。
7. 街頭でていねいなあいさつを受けたり、『ラビ』とか『先生』とか呼ばれることも大好きです。
8. だがあなたがたは、だれからもそう呼ばれないようにしなさい。 なぜなら、神だけがあなたがたのラビ〔教師〕であって、あなたがたはみな同じ兄弟だからです。
9. またこの地上で、だれをも『父』と呼ばないようにしなさい。 天におられる神だけが『父』と呼ばれるにふさわしい方だからです。
35-36. こうして、正義の人アベルから、神殿と祭壇との間で殺されたバラキヤの子ザカリヤに至るまで、神を敬う人たちが流したすべての血について、あなたがたは有罪とされます。 そうです。 何世紀にもわたって積み重ねられてきたこれらの報いは、今この時代の者たちの上に一度に降りかかってくるのです。
37. ああ、エルサレム、エルサレム。 預言者たちを殺し、神がこの都のために遣わされたすべての人を石で打ち殺す町よ。 わたしは、めんどりがひなを翼の下に集めるように、何度、あなたの子らを集めようとしたことでしょう。 それなのに、あなたがたはそれを拒んでしまったのです。
38. ですから、あなたがたの家は荒れ果てたまま見捨てられます。
39. はっきり言っておきます。 神から遣わされた方を喜んで迎えるようになるまで、あなたがたは二度とわたしを見ることはありません。」この世の終わり