1. イエスは群衆と弟子たちに、お語りになりました。
2. 「ユダヤ人の指導者やパリサイ人たちが、あまりたくさんの戒めを作り上げているので、あなたがたは、彼らをまるでモーセみたいだと思っているでしょう。
3. もちろん、彼らの言うことは、みな実行すべきです。言っていることはいいのですから。 だが、やっていることだけは絶対にまねてはいけません。 彼らは言うとおりに実行していないからです。
4. とうてい実行できないような命令を与えておいて、自分では、それを守ろうともしないのです。
5. 彼らのやることと言ったら、人に見せびらかすことばかりです。幅広の経札(聖書のことばを納めた小箱で、祈りの時に身につける)を腕や額につけたり、着物のふさ(神のおきてを思い出すために着物のすそにつけるように命じられていた)を長くしたりして、あたかも聖者であるかのように、ふるまいます。
35-36. こうして、正義の人アベルから、神殿と祭壇との間で殺されたバラキヤの子ザカリヤに至るまで、神を敬う人たちが流したすべての血について、あなたがたは有罪とされます。 そうです。 何世紀にもわたって積み重ねられてきたこれらの報いは、今この時代の者たちの上に一度に降りかかってくるのです。