3. イエスをわなにかけ、破滅させてやろうと、何人かのパリサイ人がやって来ました。 そして、「あなたは離婚をお認めになりますか」と尋ねました。
7. 「でも、モーセは、離縁状を渡しさえすれば、妻と別れてもよいと言いましたよ。」なおも食い下がる彼らに、
8. イエスは答えて言われました。 「モーセがそう言ったのは、あなたがたの心が邪悪で強情なのを知っていたからです。 しかしそれは、神がもともと望んでおられたことではありません。
9. 言っておきますが、不倫以外の理由で妻を離縁し、ほかの女性と結婚する者は、姦淫の罪を犯すのです。」
10. 「それなら、結婚しないほうがましですね。」弟子たちがイエスに言いました。
11. 「そうは言っても、独身で通すことは、だれにでもできることではありません。 ただ、神に力を与えられた者だけが、できるのです。
12. 生まれつき結婚する能力のない人もいるし、人の手で結婚できないようにされた人もいます。 またある人は、天国のために、自分から進んで独身を通します。 わたしの言ったことを受け入れることのできる人は、受け入れなさい。」
13. その時、イエスに手を置いて祈っていただこうと、人々が小さい子供たちを連れて来ました。 ところが、弟子たちは、「先生のおじゃまだ」としかりつけました。
14. しかし、イエスはそれをとどめて、「子供たちを自由に来させなさい。 じゃまをしてはいけません。 天国は、この子たちのような者の国なのですから」と言われました。
15. そして、子供たちの頭に手を置いて祝福し、そこを去って行かれました。天国に入るには?
16. 一人の青年がイエスのところに来て、こう質問しました。 「先生。 永遠のいのちがほしいのですが、どんな良いことをしたら、もらえるでしょうか。」
17. 「良いことについて、なぜわたしに尋ねるのですか。 ほんとうに良い方は、ただ神お一人なのです。 しかし、質問に答えてあげましょう。 天国に入るには、神のおきてを守ればいいのです。」
18. 「どのおきてでしょうか。」「殺してはならない、姦淫してはならない、盗んではならない、うそをついてはならない、