2-3. イエスのご返事はこうでした。 「あなたがたは、天気を予測するのが得意です。 夕焼けになると、『明日は晴れだ』と言うし、朝焼けを見ると、『今日は荒れ模様だ』と言います。 そんなに上手に空模様を見分けるのに、これほどはっきりした時代の兆候は、読み取れないのですか。
10. また四千人に食べさせた時も、たくさんのパンが余りました。
11. パンのことなど問題ではありません。 どうしてわからないのですか。 もう一度、はっきり言いましょう。 わたしは、『パリサイ人とサドカイ人のイースト菌に気をつけなさい』と言ったのです」と言われました。
12. それでやっと弟子たちにも、イースト菌とは、パリサイ人やサドカイ人のまちがった教えのことだとわかりました。わたしはだれか
13. ピリポ・カイザリヤに行った時、イエスは弟子たちに、「みんなは、わたしのことをだれだと言っていますか」とお尋ねになりました。
14. 弟子たちは答えました。 「バプテスマのヨハネだと言う人もいますし、エリヤだと言う人もいます。 また、エレミヤだとか、ほかの預言者の一人だとか、いろいろです。」
15. 「では、あなたがたは、どうなのですか。」
16. シモン・ペテロが答えました。 「あなた様こそ、キリスト(救い主)です。 生ける神の子です。」
17. 「ヨナの息子シモンよ。 神があなたを祝福してくださったのです。 それがわかったのは、天におられるわたしの父が、あなたに個人的に教えてくださったからですよ。 人間の力ではありません。
18. あなたはペテロ(岩)です。 わたしはこの大きな岩の上にわたしの教会を建てます。 地獄のどんな恐ろしい力も、わたしの教会に打ち勝つことはできません。
19. あなたに天国のかぎをあげましょう。 あなたが地上でかぎをかける戸は、みな、天でも閉じられ、あなたが地上でかぎを開ける戸はみな、天でも開かれるのです。」
20. このあとイエスは、ご自分がキリストであることをほかの人に話してはいけない、と弟子たちに注意なさいました。
21. その時から、イエスは、ご自分が、エルサレムに行くことと、そこでご自分の身に起こること、すなわち、ユダヤ人の指導者たちの手でひどく苦しめられ、殺され、そして三日目に復活されることを、はっきり弟子たちに話し始められました。
22. ところが、ペテロはイエスをわきへ呼んで忠告しました。 「先生。 とんでもございません。 あなたのようなお方に、そんなことが起こってたまるものですか!」