1. ある日、パリサイ人やサドカイ人たちがイエスのところに来て、天からのすばらしい奇蹟を見せてくださいと頼みました。 メシヤ(救い主)だと自称するイエスの主張がほんとうかどうかを、試してやろうと思ったのです。
4. 今の悪い不信仰な時代は、不思議なしるしが天に現われることばかり求めています。 しかし、ヨナの身に起こった奇蹟以外に、神からの証拠は与えられません。」そしてイエスは、彼らを残したまま去って行かれました。
5. 一行は湖の向こう岸へ渡りました。 ところが、食べ物を持って来るのを忘れていたのです。
6. イエスは、「パリサイ人とサドカイ人のイースト菌に気をつけなさい」と忠告なさいましたが、
7. 弟子たちは、パンを忘れてきたので、おしかりになっているのだろうと勘違いしました。
8. それに気づいたイエスは、「ああ、信仰の薄い人たちよ。 なぜそんなに、食べ物を持って来なかったことを気に病むのですか。
9. まだわからないのですか。 五つのパンを五千人に食べさせた時、幾かごものパンが余ったではありませんか。
10. また四千人に食べさせた時も、たくさんのパンが余りました。
11. パンのことなど問題ではありません。 どうしてわからないのですか。 もう一度、はっきり言いましょう。 わたしは、『パリサイ人とサドカイ人のイースト菌に気をつけなさい』と言ったのです」と言われました。
12. それでやっと弟子たちにも、イースト菌とは、パリサイ人やサドカイ人のまちがった教えのことだとわかりました。わたしはだれか