マタイによる福音書 14:23-30 リビングバイブル (JLB)

23.  みんなをお帰しになったあと、ただお一人になったイエスは、祈るために丘に登って行かれました。 

24. 一方、湖上では、夕やみが迫り、弟子たちは強い向かい風と大波に悩まされていました。

25.  朝の四時ごろ、イエスが水の上を歩いて、弟子たちのところに行かれると、 

26. 弟子たちは、悲鳴をあげました。 てっきり幽霊だと思ったからです。

27.  しかし、すぐにイエスが、「わたしです。 こわがらなくてもよいのです」と声をおかけになったので、彼らはほっと胸をなでおろしました。

28.  その時です。 ペテロが叫びました。 「先生。 もしほんとうにあなた様だったら、わたしに、水の上を歩いてここまで来い、とおっしゃってください。」

29.  「いいでしょう。 来なさい。」 言われるままに、ペテロは舟べりをまたいで、水の上を歩き始めました。 

30. ところが、高波を見てこわくなり、沈みかけたので、大声で、「助けてくれーっ」と叫びました。

マタイによる福音書 14