マタイによる福音書 13:37-52 リビングバイブル (JLB)

37.  イエスは、お答えになりました。 「いいでしょう。 良い麦の種をまく農夫とは、わたしです。 

38. 畑とはこの世界、良い麦の種というのは天国に属する人々、毒麦とは悪魔に属する人々のことです。 

39. 畑に毒麦の種をまいた者とは悪魔であり、収穫の時とはこの世の終わり、刈り入れをする人とは御使いたちのことです。

40.  この話では、毒麦がより分けられ、焼かれますが、この世の終わりにも、同じようなことが起こります。 

41. わたしは御使いを送って、人をそそのかす者や悪人たちをより分け、 

42. 炉に投げ込んで燃やしてしまいます。 悪人たちは、そこで泣きわめき、歯ぎしりしてくやしがるのです。 

43. その時、正しい人たちは、父の御国で太陽のように輝きます。 聞く耳のある人は、よく聞きなさい。

44.  天国は、ある人が畑の中で見つけた宝のようなものです。 見つけた人は、もう大喜びで、だれにも知らせず、全財産をはたいてその畑を買い、宝を手に入れるに違いありません。

45.  また天国は、良質の真珠を捜している宝石商のようなものです。 

46. 彼は掘り出し物の真珠を見つけると、持ち物全部を売り払ってでも、それを手に入れようとするのです。

47-48. また天国は、漁師にたとえることもできます。 漁師は、いろいろな魚でいっぱいになった網を引き上げると、岸辺に座り込んで網の中の魚をより分けます。 食べられるものはかごに入れて、食べられないものは捨てるというふうに。 

49. この世の終わりにも、同じようなことが起こります。 御使いがやって来て、正しい者と悪い者とを区別し、 

50. 悪い者を火に投げ込むのです。 彼らはそこで泣きわめき、歯ぎしりしてくやしがります。 

51. これで、わかりましたね。」「はい。」

52.  そこでイエスは、さらにこう言われました。 「ユダヤ人のおきてに通じ、しかも、わたしの弟子でもある人たちは、古くからある聖書(旧約)の宝と、私が与える新しい宝と、二つの宝を持つことになるのです。」故郷の町ナザレでのイエス

マタイによる福音書 13