マタイによる福音書 13:34-35-43 リビングバイブル (JLB)

4. まいているうちに、ある種が道ばたに落ちました。 すると、鳥が来て、食べてしまいました。 

5. また、土の浅い石地に落ちた種もありました。 それはすぐに芽を出したのですが、 

6. 土が浅すぎて、十分根を張ることができません。 やがて日が照りつけると枯れてしまいました。 

7. ほかに、いばらの中に落ちた種もありましたが、いばらが茂って、結局、生長できませんでした。 

8. しかし、中には、耕された良い地に落ちた種もありました。 そして、まいた種の三十倍、六十倍、いや百倍もの実を結びました。 

9. 聞く耳のある人はよく聞きなさい。」

34-35. 群衆に話をする時は、イエスはいつも、このようなたとえ話をなさいました。 それは、預言者によって言われたことが実現するためでした。 「わたしはたとえを使って語り、世の初めから隠されている秘密を説き明かそう。」 

36. こうして、イエスが群衆と別れ、家に入られると、弟子たちは、さっきの毒麦のたとえの意味を説明してくださいと頼みました。

37.  イエスは、お答えになりました。 「いいでしょう。 良い麦の種をまく農夫とは、わたしです。 

38. 畑とはこの世界、良い麦の種というのは天国に属する人々、毒麦とは悪魔に属する人々のことです。 

39. 畑に毒麦の種をまいた者とは悪魔であり、収穫の時とはこの世の終わり、刈り入れをする人とは御使いたちのことです。

40.  この話では、毒麦がより分けられ、焼かれますが、この世の終わりにも、同じようなことが起こります。 

41. わたしは御使いを送って、人をそそのかす者や悪人たちをより分け、 

42. 炉に投げ込んで燃やしてしまいます。 悪人たちは、そこで泣きわめき、歯ぎしりしてくやしがるのです。 

43. その時、正しい人たちは、父の御国で太陽のように輝きます。 聞く耳のある人は、よく聞きなさい。

マタイによる福音書 13