2-3. ところがそこも、またたく間に群衆でいっぱいになったので、小舟に乗り込み、舟の上から、岸辺に座っている群衆に、多くのたとえを使って教えを語られました。「農夫が畑で種まきをしていました。
13. だから、たとえを使って話すのです。 彼らは、いくら見ても聞いても、少しも理解しようとしません。
14. こうして、イザヤの預言のとおりになりました。『彼らは、聞くには聞くが理解しない。見るには見るが認めない。
15. その心は肥えて鈍くなり、その耳は遠く、その目は閉じられている。彼らは見もせず、聞きもせず、理解もせず、神に立ち返って、わたしにいやされることがない。』
16. しかし、あなたがたの目は見ているから幸いです。 また、あなたがたの耳は聞いているから幸いです。
17. よく言っておきますが、多くの預言者や神を敬う人たちが、今あなたがたの見聞きしていることを、見たい、聞きたいと、どんなに願ったことでしょう。 しかし、残念ながらできなかったのです。
18. さて、さっきの種まきのたとえ話を説明しましょう。
19. 最初の道ばたというのは、踏み固められた堅い土のことで、御国についてのすばらしい知らせを耳にしながら、それを理解しようとしない人の心を表わしています。 こういう人だと、悪魔がさっそくやって来て、その心から、まかれた種を奪い取っていくのです。
20. 次に、土が浅く、石ころの多い地というのは、教えを聞いた当座は大喜びで受け入れる人の心を表わしています。