7. もしあなたがたが、『わたしは供え物を受けるより、あなたがたにあわれみ深くなってほしいのです』という聖書のことばをよく理解していたら、罪もない人たちを、とがめたりはしなかったはずです。
8. 安息日といえども、天から来たわたしの支配下にあるのですから。」
9. このあとで、イエスは会堂にお入りになりました。
10. ふとごらんになると、そこに、片手の不自由な男がいます。 これ幸いとばかり、パリサイ人たちは、「安息日に病気を治してやっても、おきてに違反しないでしょうか」と尋ねました。 それは、イエスがきっと「さしつかえない」と答えるだろうから、そうしたら逮捕しよう、という計略でした。
11. ところが、イエスの答えは違いました。 「あなたがたが、羊を一匹飼っていたとします。 ところが、その羊が安息日に井戸に落ちてしまった。 さあ、どうしますか。 もちろん、すぐに助けてあげるでしょう。
12. 人間の値打は、羊などとは、比べものになりません。 だから、安息日に良いことをするのは、正しいことなのです。」
13. それからイエスは、片手の不自由な男に、「手を伸ばしなさい」と言われ、彼がそのとおりにすると、手はすっかりよくなりました。