2. やたらに毒づき、うそをつき、人を殺し、盗み、姦淫にふけっている。 至る所に暴虐があり、流血は後を断たない。
3. それで、この地には産物がなく悲しみだけが満ちる。 すべての生き物は病んで倒れ、動物も鳥も、果ては魚までも姿を消す。
4. だれかを指さして、責めるようなことをするな。 ほら、祭司よ。 わたしの指はおまえをさしている。
5. その罪のため、おまえは真昼でも、夜と同じようにつまずく。 頼みの綱の偽預言者も同じだ。わたしは、おまえの母であるイスラエルを滅ぼす。
6. わたしの国民は、わたしを知らないために滅ぼされる。 それもみな、おまえたち祭司のせいだ。 おまえたちが、わたしを知ろうとしなかったからだ。 それで、わたしも、おまえたちをわたしの祭司とは認めない。 おまえがわたしのおきてを忘れてしまったので、わたしもおまえの子供たちを祝福することを忘れよう。
7. おまえは数を増せば増すほど、わたしに罪を犯すようになった。 神の栄光を偶像の恥に変えたのだ。
8. 祭司は、国民が罪を犯すのを喜び、それに自分もはまり込み、もっと罪を犯すことを願うかのように、舌なめずりする。
9. だから、「祭司も国民も変わらない」と言われる。 祭司が悪いから、国民も悪くなるのだ。 だから、祭司も国民も、その邪悪な行ないに応じて罰する。
10. 彼らはいくら食べても腹がへる。 いくら姦淫しても、望む子供は生まれない。 わたしを見捨てて、他の神々へ心を向けたからだ。
11. 酒と女と歌は、わたしの国民から判断力を奪ってしまった。