7. だから、わたしはライオンのように、また道ばたで待ち伏せるひょうのように、おまえに襲いかかる。
8. 子を奪われた熊のように、おまえをずたずたに引き裂き、ライオンのように、食い尽くす。
9. ああ、イスラエルよ。 わたしが滅ぼしたら、だれがおまえを救えよう。
10. おまえの王はどこにいる。 なぜ、その王に助けてもらわないのか。 この地の指導者はどこにいるのか。 おまえは王や指導者を頼みにした。 それなら、彼らに救ってもらうがいい。
11. わたしは怒って王を与えたが、憤って王を取り上げた。
12. イスラエルの罪は刈り取られ、罰せられるために積み上げられている。
13. イスラエルは、新生の機会が与えられているというのに、母親の胎内で生まれ出るのを拒んでいる子供のようだ。 なんと頑固で、愚かなことよ。
14. わたしはイスラエルを地獄から解き放ち、死から救い出すべきだろうか。 死よ、その恐ろしさをイスラエルに存分に味わわせよ。 墓よ、その災いをはっきり示せ。 わたしはかわいそうに思わないからだ。
15. イスラエルは、兄弟たちの中でいちばん実り豊かな者と呼ばれた。だが、東風、荒野からの神の風が吹きまくり、イスラエルを干上がらせてしまう。 そのあふれる泉も緑のオアシスも枯れてしまう。 こうして、イスラエルは渇きで死に絶える。
16. サマリヤも自分の神に反逆したので、刑罰を受けなければならない。 住民は侵略軍に殺され、赤子は地面にたたきつけられ、妊婦は剣で切り裂かれる。